コロナワクチン

歯医者も打ってますよ

歯にまつわる話でなくて恐縮ですが、時節柄コロナワクチンのお話です。
全国でワクチン接種を2回済まされた人が5割に達したようです。
ワクチンの打ち手ですが、全国の歯医者もお手伝いをしていて、100万超の人に歯医者が接種したようです。
私も2回ほどGメッセ群馬に協力しに行ってきました。

ワクチンの効果って知ってますか?

さて、ワクチンの効果についてですが、80%の効果があると聞いたら、「100人に接種したら80人に効果があるんだ」と微妙に勘違いされている人がいるようですので、その説明です。
ちょっとややこしい話になりますが、ご辛抱ください。
ワクチンに限らず新しい薬ができたとき「治験」という名前の臨床研究を行って効果を確認します。
どんな研究かというと、沢山の人を集めてきてクジ引きで半分の人には本物のワクチンを接種し、もう半分の人には偽物(生理食塩水や全然関係のない病気のワクチン)を接種します。
誰がどちらを打たれたかわからないようにしておきます。
そして一定の期間その人たちを経過観察して目的の感染症になってしまうかを調べます。

例えば、本物を接種した人10人、偽物を接種した人10人いたとします。
その中で感染してしまった人が、
本物のグループで1人
偽物のグループで5人
いたとします。
見方を変えると偽物を打った人たちにも本物を打っていたら5人中4人が感染を防げたと見ることができます。
このように本物を接種していれば防げた割合が、ワクチンの効果となります。
今回は、5人のうち4人が防げたので、
4/5=0.8 ワクチンの効果80%
もしくは、
(5/10-1/10)÷(5/10)=0.8  80%
となります。

100人に接種したら80人の人が助かるって思わないようにしてください。

各ワクチンの効果

実際のワクチンの効果は以下のようになります。