ワシントン大統領の義歯
ワシントン大統領入れ歯で苦労されていた
アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンと言われて思い浮かぶのは、薄い唇を食いしばっていて、気むずかしげなお爺さんではないでしょうか。
彼は、義歯のトラブルで、そんな顔つきになったようです。
彼は若い頃から歯が悪く、28歳で初めて義歯のお世話になり、1789年、57歳の大統領就任時には、自分の歯は1本だけだったようです。
ワシントンの入歯
当時の入れ歯は 上あごと下あごの義歯がスプリングでつながっていて、かみしめていないとお口がポカっと開いたり、義歯が飛び出してしまったようです。
使い心地も悪く、ワシントンは歯科医師への手紙で,「義歯は幅があり過ぎて,支持部分が出っ張っている。そのため,上唇も下唇も腫れたように飛び出している。」と訴えていたようです。
びらんや口内炎で,いつもアヘンチンキ(アヘンから作った薬)を服用していたようです。
ヒトの歯を使った入れ歯
ちなみに当時の入れ歯の材料は、カバなどの動物の歯のほかヒトの歯も使われたようで、ワシントンの義歯も 奴隷の歯を9本使っいた記録が残っています。
子供のころ読んだ「お父さん、僕が斧で桜の木の枝を切りました」という「桜の木の逸話」と彼の義歯、伝説と現実のギャップが大きくてガッカリしますせんか。