8020運動達成者は51%に

8020運動とは

「8020(ハチ・マル・二イ・マル)運動」は、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動です。平成元年(1989年)に厚生省(当時)と日本歯科医師会が提唱して開始されました。

8020運動達成者は増えています

 8020運動が開始された当初、「8020」を達成している高齢者(後期高齢者:75歳以上)は10人に1人にも満たない状況でした。しかしその後「8020」達成者の割合は増加し、最新の全国調査(平成28年歯科疾患実態調査)では、75~84歳の51%が達成してることが示され、今後も増加することが予測されています。

増えた要因は

個人の保健行動について、8020運動が開始された当時と現在30年が経ってから の状況を比較してみると、
・1日3回以上、歯をみがく者が倍以上に増加
・デンタルフロスや歯間ブラシ等の補助的な清掃用具の使用者が増加
・定期歯科健診を受診する人が増加
など歯と口の個棄への意識力塙まり、その反映として、
・フッ化物配合歯みがきのシェアが増加
・年間砂糖消費量の減少
が見受けられます。
いわゆるむし歯予防や歯周疾患の進行を抑えるよう努力をする人が増えその結果、歯を失う人が減ったのではないかと考えられます。