ビールロング缶1本以上で大腸がんリスク

厚労省が初の飲酒ガイドライン

厚生労働省は19日、飲酒のリスクや体への影響をまとめた初のガイドラインを発表しました。
年齢や性別、体質、疾病別で異なる飲酒による健康リスクを示したほか、酒量より「純アルコール」の摂取量に着目することが重要だとしています。

お酒に含まれる純アルコール量の計算

純アルコールのグラム(g)=お酒の量(ml)×アルコール度数(%)÷100×0.8(アルコールの比重)
例: ビール 500ml(5%)の場合の純アルコール量
500(ml) × 0.05 × 0.8 = 20(g)

大腸がんの発症リスクを高める飲酒量の目安

ガイドラインには、大腸がんは、1 日当たり約 20g程度(週 150gグラム)以上の量の飲酒を続けると発症の可能性が上がると示されています。
また、高血圧や男性の食道がん、女性の出血性脳卒中などの場合は、たとえ少量であっても飲酒自体が発症リスクを上げてしまうと注意を促しています。

アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響

高齢者は若い時と比べて、体内の水分量の減少等{1}で同じ量のアルコールでも酔いやすくなり、飲酒量が一定量を超えると認知症の発症の可能性が高まと示されています。
10 代はもちろん 20 代の若年者についても、脳の発達の途中であり、多量飲酒によって脳の機能が落ちるとのデータがあるようです。
女性は、一般的に、男性と比較してアルコールの影響を受けやすく、男性に比べて少ない量かつ短い期間での飲酒でアルコール性肝硬変になる場合があるなど、アルコールによる身体への影響が大きく表れる可能があります。

なお、令和6年度から開始予定の健康日本 21(第三次)において、「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」として、「1日当たりの純アルコール摂取量が男性 40g以上、女性 20g以上」が示されています。