三つ子の魂百まで

三つ子の魂百まで

「三つ子の魂百まで」という有名な言葉は源氏物語が発祥の起源とされ、「幼い頃に体得した性格や性質は、一生変わることがない」ことを意味しています。古くから語り継がれてきた先人たちの経験の結晶なのでしょう。ここでいう三つ子とは数え年の数え方ですから,現在の満年齢の数え方からすると1~2歳、歯医者には縁が遠い年齢です。ただお口の機能を体得する大事な時期です。今回は、歯磨き準備のお話です。

岩倉政城:指しゃぶりにはわけがある 正しい理解と適切な対応のために.大月書店  から

上記の本に面白いことが書いてあったのでご紹介します。

子どもはなぜ仕上げ磨きを嫌がるのか

以下、本から

0歳の頃から,子どもの身体を良く触り撫でてあげます。ほほのあたりに人指し指をちょんちょんと触れ,ついでに楽しい声を出します。つぎに「モシモシ」といいながら唇に指をふれてやります。子どもが笑ったら,唇の間に指を入れてみます。指を口に吸ってくれたら,下唇を指でリズミカルになでます。それからまだ歯のはえていない歯ぐきの土堤をさわり,上唇のほほの粘膜をそっとなでます。子どもがベロでさわってきたら,「クックッ」と笑って応えてあげます。こういうことを日毎にくりかえすうちに,子どもは口にかかわってくれるのを楽しみに待つようになり,いざ歯が萌えたときにはよろこんで口の清掃を受け入れてくれるようになります。

もしあなたの周りに妊婦さんや赤ちゃんをお持ちのパパママがいらしたら、教えてあげてください。