オノマトペ
オノマトペって?
「オノマトペ」ってご存じでしょうか?「サラサラ」「ツンツン」「デレデレ」といった擬音語、擬態語の総称で擬声語を意味しています。
歯医者でもオノマトペ
歯科医院で「カチカチ噛んでください」って言われたことはありませんか?これって日本語がたどたどしい外国の方にも理解いただけています。まあ例外もありまして「カチカチ噛んでください」とお願いするとギリギリ歯ぎしりする方もいますが。。。それでもオノマトペによる表現は歯科でも広く活用されてます。
介護の現場でも
介護の現場でもオノマトペが効果的に使われているようで、「お口を開いてください」は「アーン」が早くて伝わりやすく、「うがいしてください・ゆすいでください」というより「ブクブクぺーしてください・グチュグチュぺーしてください」、風邪予防のノドの嗽も「ガラガラぺーしてください」と使っているようです。
食レポ芸能人も
食レポのテレビを見ていて思うのですが、目をつぶって顔をギュッとして、ちょっとためてから「美味しい!」。ってレポーター見かけませんか?私には、その顔は酸っぱいのか苦いのか伝わってきません。
少し難しい話になりますが、ものを食べたとき、右脳で「おいしい」「まずい」を直感的に判断し、左脳にある言語中枢をとおして「おいしい」「まずい」という言葉を発します。「味」が複雑になると左脳で分析するのに時間がかかり、言葉も堅苦しくなります。
直球勝負で、「フワフワ」「とろとろ」「プリプリ」「シャキシャキ」など美味しい表現、「パサパサ」「ネチョネチョ」などのまずい表現を使って右脳に訴えてくる芸能人の食レポが好きです。
いつまでも語尾が「i音」を楽しむために
さて食感の表現で「フワフワ」「シュワシュワ」など語尾が「a」「u」となるオノマトペは、歯に負担のかからないもの軟かいもののオノマトペが多いようです。逆に「コリコリ」「カリカリ」「シャキシャキ」と歯ごたえのあるモノのオノマトペは語尾が「i」になるものが多いようです。
歯を大切にして、「シャキシャキ」「コリコリ」といった「i音」のオノマトペをずっと味わえるにしましょう。