世界津波の日

 11月5日は何の日かご存知でしょうか?

 この日は「世界津波の日」で、2015年に国連により定められた国際デーです。その目的は津波対策への理解と関心を深めることとされています。

 ではなぜその日が制定されたかというと、わが国で起きた1854年11月5日の安政南海地震の際、私の住む和歌山県で大津波が発生し、高台に住んでいた村人がいち早く稲むらに火をつけることで警報を発して村民を避難させ、多くの命を救った「稲むらの火」の逸話に由来しています。

 この史実は小泉八雲の英訳によって、広く海外で防災教材として取り上げられています。

 残念ながら日本ではこの国際デーとそれにまつわる逸話がどれほど周知されているのか。。。お恥ずかしい話、私もつい最近知りました。

 もし関心を持っていただけたなら、毎年11月5日を防災意識を再確認する日にしていただければと思います。