離乳食の始まり 4
かじりとり食べ期
1歳から2歳頃になると、体の成長では椅子に座って食事が出来るようになります。
また、前歯でかじることによって食べる量をおぼえます。
口の中は、奥歯が生え始め、舌は斜めにも動かせるようになって、複雑な動きが出来るようになります。
それにともなって生えてきた奥歯でモノをすりつぶすことが出来るようになり、咀嚼の動きを覚えてきます。
この頃の離乳食
この頃の離乳食は、前歯で噛みきれ、奥歯でつぶせるくらいの硬さ。やわらかめの肉団子やおにぎりなどになります。
食事の時は、以下のことを観察してください。
・唇をしっかり閉じて、食べ物を取り込んだり、飲み込んだりできるか。
・奥歯ですりつぶしができるかどうか。
・前歯でかじりとりができるか
・お口が左右非対称に動いているかどうか。
観察しながら、食べ物の硬さを調整してあげてください。
この頃の歯みがき
お口のケアも離乳食がはじまったときから習慣づけることが大切です。
歯みがきでむずがるときは、立たせてやるよりも寝かせてやった方が安心して大人しくしてくれるケースが多いようです。
子供を仰向けにして、もう一人保護者の方がいるようなら肩をやさしく包みこんでみてください。
一人でやる場合には両足で肩を包んでください。